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映写機を前に笑顔を見せる山口さん(右)と大下さん=三好市西祖谷山村


18歳の時に「映写技術免許」を取得


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山口 由紀子さん「私は池田の生まれで、二ヶ月に1回くらい、 父がやっていた移動映画館の仕事でここ(大 歩危)に来てたんです。テレビのない頃でね。学校のPTAが主催となって映画を上映して、 その収益金で修学旅行に行くんです。入場料 は1回、20円とか30円だったかな。それで私 たちに払うお金は、先生が『これしかないん です』とおっしゃることが多くて。そうする とウチの父は『みんな旅行に行きたいんやけん、それでええ』と。結局、移動映画館はつぶれてしまいました けど、ウチの父はここに知り合いが多くてね。 あとの商売がやりやすかったです」

ご主人の山口頼明さんが 「かあちゃんが移動映画館で来たとき、この人しかいないと思ってくっついて歩いて結 婚して、今年で5 0年です。でもそんなに苦労 しなかったな」と言うと、「いやいや! 子どもができたとき、『こり ゃパンツも買えんで』と言ったんですよ。で も2人とも案外のんきなタイプでね」と、由 紀子さんが笑う。

その映写機が黄泉がえり、ボケマートの新しい名物になるかも?照度がアップされて昔ながらのラッパスピーカーもバッチリ!
 






 


 
 

 

1970年代発行の「日本映画戦後黄金期時代」。

 
1953年の移動式映写機など当時の機材が展示されています。まだまだ動きますよ。